本記事では、外国切手のおすすめ買取方法を紹介していきます。外国切手の価値や買取相場などを知りたい人向けの情報として活用できます。
海外の諸外国で発売される切手の数は日本とは比べ物にならないほどの量があります。海外旅行が好きな人は日本の郵便切手とは趣が違う外国切手を旅のお土産で購入して持って帰ってくる人も多いです。事実、筆者の両親も海外旅行が好きで海外で購入した珍しい使用済み切手を持ち帰ってきてインテリアとして飾っていたことがあります。
このように外国切手が日本の切手コレクションとして混ざっているコレクターも数多いです。それでは早速、外国切手のおすすめ買取方法や価値が高い外国切手の種類などを確認していきましょう!
- 価値が分からない外国切手がコレクション目的で保存されているなら買取業者で査定
- 日本の普通切手や記念切手同様、発行枚数や希少性で価値が変わる
- 使用済み切手に価値はつきずらい。初日印や特印など価値が高い消印の使用済み切手は価値が高くなる切手もある
外国切手の価値
外国切手の価値は国内で流通している日本切手同様に下記のポイントで大きく上下します。
- 切手の種類と発行枚数・残存数・切手収集家からの人気度
- 保管状態(未使用で黄ばみ・折れ・日焼けなどがない美品の価値が高い)
- 使用済み切手なら初日印(初日カバー)など以外は価値がつきずらい
上記の通りとなっています。国内で流通している切手同様に切手の種類や発行枚数・残存数・コレクターからの需要で切手買取の価値が決まります。
コレクターから人気が高い外国切手は価値があるので、買取価格がつくケースが多いです。需要が多くて数が少ない切手は高価買取が期待できます。例えば、中国初の年賀切手である赤猿切手(子ザル)などは中国人コレクターなどから人気が高く、バラ切手でも10万円を超える価値がつきます。
外国切手と一括にいってもソ連切手、アメリカ切手、ヨーロッパ切手など世界各国で何十万種類もの切手が発行されています。2020年以降、さらに切手の使用頻度が少なくなっている日本だけでも、お年玉切手シート、かもめーる、切手趣味週間、ふるさと切手、ふみの日にちなむ切手など毎年いくつもの新しい記念切手や特殊切手が発売されています。
価値がつきやすい主な外国切手の種類
続いて、価値がつきやすい外国切手の種類を確認していきましょう。
切手コレクターから誰もが知っている外国切手のペニー・ブラック、ペンス・ブルー、赤猿切手などは7万円から数十万円のプレミア買取価格が期待できる切手として知名度が高いです。また、モーリシャス島で発行された世界的に知名度が高いブルー・モーリシャスは、発行枚数が100枚のみな上にエラー切手として流通している超プレミアムな切手です。入手することは現実的ではありませんが、外国切手のロマンを感じさせてくれます。
それぞれの切手に分けて確認していきましょう。
ヨーロッパ切手
フランス、イギリス、オーストリア、スイスなどヨーロッパの各国にて発行されているヨーロッパ切手もプレミア価値が高い切手が多いです。ヴィクトリア女王の肖像を使った1ペニー切手のペニーブラックは価値が高く、ペニーレッドに変更されるまでに6,000万枚が発行されている。現存数が少なくヨーロッパ切手の中でも数万円を超える買取実績を誇る切手の種類です。
ペニーブラックなどのプレミア切手を除くと、額面以上のプレミア価値がつきずらい点がヨーロッパ切手の大きな特徴です。ただし、切手ブックに入っている大量のヨーロッパ切手がまとめて高価買取になる可能性もあるので、査定するまで本当の価値は分かりません。
アメリカ切手
自由の女神切手、クリスマス切手、宇宙開発切手、ローマの休日切手、赤十字社100年記念切手、回転木馬切手、など色々な人種が共に生活する多様な文化を持つアメリカならではの独特の切手が数多く存在します。
各種切手と共にフロリダのディズニー直営ホテルで宿泊するとプレゼントされるディズニー切手など多種多様な切手が発行されています。アメリカ切手の中には世界的に有名な切手のひとつである「逆さまジェニー」があります。価値の高さから切手コレクターの会合で盗難が発生するほどの価値を持ちます。切手コレクターなら誰もが欲しがるアメリカ切手ですが、流通経路は限定されており手に入れるのは現実的ではありません。
日本切手同様に多種多様な切手が発行されているので、ヨーロッパ切手や日本普通切手と共にアメリカ切手の価値が分かる専門業者に査定依頼しましょう。
中国切手
中国切手は、中華人民共和国が発行している切手です。切手の収集が中国国内で禁止されていた文化革命前後に発行された切手に大きな価値があります。
国内の買取業者がもっとも高価買取している外国切手の種類です。毛主席シリーズの切手や中国の十二干支の年賀切手シリーズが高いです。赤猿切手は中国の投資家や富裕層からも人気が高く保存状態が良い美品の赤猿切手シートなら数百万円を超える買取価格が期待できます。
ソ連切手(ロシア切手)
ソ連切手は、未使用切手の状態でも買取価格がつきずらい外国切手です。ただし、一定の価値があるソビエト切手、ジョージア切手、切手紙幣、ワールドカップ切手、エクスポ切手、宇宙切手などをまとめて売ると5,000円以上の買取価格がつく可能性も高いです。日本切手と比較すると切手コレクターが少ないので、海外販路・国内販路を十分に持った切手買取業者に相談しましょう。同じ系統のソ連切手を切手ブックに入ったまま売ると、ニーズが高く買取価格が期待できます。
外国切手のおすすめ買取方法
最後に外国切手のおすすめ買取方法を紹介していきます。
外国切手はリサイクルショップや大手チェーン店の買取店では値段がつきずらい特性を持ちます。なぜなら、価値の査定難易度の高さと共に十分な販路を持っていないケースがあるからです。そのため、外国切手の買取は専門知識を有した査定士が常駐している買取業者に依頼するのがおすすめです。
無店舗型の買取業者は、出張や宅配などで買取を行っている上に独自システムに基づいた適正価格で買取を行っています。日本全国に広がる店舗に専門査定士が常駐しなくても良いため、質の良い査定が期待できます。
下記記事でおすすめ買取業者を一覧で紹介しています。複数の買取業者の特徴を比較して相見積もりなどを検討しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。外国切手のおすすめ買取方法を紹介しました。国内で流通している切手同様、プレミア価値がつきやすい切手や収集家が多い海外切手は高価買取が期待できます。
特に中国文化革命下に発行されたオオパンダ切手、毛沢東切手、中国初の年賀切手である赤猿切手などは国内のプレミア切手よりも高い価格で買取可能な買取相場が高い切手ばかりです。
また、日本郵政が発売している切手と異なり、色鮮やかな図案や国内で流通している切手とは違う特徴的なデザインの外国切手も多いので、一部の切手コレクターからは安定した需要が見込めます。価値が下がる前になるべく早く切手を売るのがおすすめです。切手の残存数が下がることを期待して長期保有する人もいますが、数十年先の話なので早く価値が分からない切手は一日でも早く現金化することをおすすめします。
日本の普通切手と共に価値が分からない外国切手がある人は切手買取の専門知識を持っている買取業者に査定依頼してください。あなたの想像を超える買取価格がつくかも知れません。価値がつかないと思っていた切手に価値がついて臨時収入を得るととても幸せな気持ちになりますよ!
最後に本記事の情報をおさらいしましょう!
- 価値が分からない外国切手は金券ショップやチケットショップ、リサイクルショップでの買取に適さない(金券ショップは買取不可)
- 中国切手の買取価値が高いが、ソ連切手・ヨーロッパ切手などもコレクターが多く価値がつきやすい
- 海外に販路を持つ買取業者に依頼すると海外コレクター向けにも販売できるので、買取可能な切手の数が増える